営業研修その9 ― 上司との関係

誰からも信頼される

営業の仕事は人から信頼されることに尽きます。
商品やサービスを売るのが営業ですから、信頼を得るのはお客様からというのが中心です。
中心というのは、その「周辺」があるからで、周辺というのは営業マン自身が所属する会社の中にいる人間です。
すなわち、上司や同僚に対しても信頼される存在になる必要があるということになります。
会社の人間関係がうまくいかないと、結局は仕事自体もうまくいきませんから、この問題はおろそかにすることはできません。

上司との関係

上司
考えようによっては、営業先のお客様よりも手ごわいのが上司です。
営業成績が上がらないときには、お客様よりも上司に対して頭を下げる回数が増えた、などということが起こりえます。
したがって、日ごろから上司との信頼関係を築いておいて、いざというときの被害の拡大を回避します。
上司から信頼される一番の方法は、営業成績を上げることですが、社内でできる心がけを積み重ねていきましょう。
まずは、積極的に仕事をしているというアピールをします。
回りからがんばっているという風に見えるだけで、上司の印象はアップします。
そして、上司からのお誘いには極力応えます。
酒席では、自分はなるべくお酒は飲まずにひたすら聞き役に徹します。
ここで、日ごろ培った営業スキルを生かします。
そのようにして、上司の信頼を勝ち得るために駆使したスキルを、実際の営業の場面で活用することができるようになれば、今後の営業人生はばら色です。