営業研修その21 ― 訪問マナー

訪問してからが勝負

営業マンは、会社から飛び出して個人宅や事業所を訪問しなければ始まりません。
実際に足を運んで直接売り込まなければいけません。
もっとも、営業には、「内勤営業」といって、一日中会社の中にいて営業をするスタイルもありますので、一概には言えませんが、内勤営業であっても、取引先に訪問することに一度や二度はあるものです。
したがって、外回りの営業はもちろん、内勤営業においても顧客のところに訪問するわけですから、訪問時のマナーについても知っておかなければいけません。

訪問のマナー

受付
ここでは、一般的な会社訪問のマナーについて説明していきます。
営業マンは会社を代表して訪問するのですから、基本的なマナーを知らないでいることは、自分が営業実績を上げられないというだけでなく、以後自社がその会社と取引できなくなる可能性まで含んでいることは念頭においておきましょう。
約束をしての訪問の場合、約束の時間に遅れてはいけません。
遅くとも約束の時間の10分前には到着するようにします。
新規営業の場合はその限りではありません。
寒い時期でコートなどを着ている場合は、会社に入る前に脱いでしまいます。
マフラーや手袋はカバンの中に、コートは片手に掛けて持っておきます。
中に入ったら、受付があれば受付で取次ぎを頼みます。
会社名と名前を名乗り、面会を予定する人の名前を告げます。
相手が出てくるまでは、勧められない限り立ったままで待ちます。
相手が出てきたら、椅子に座って待っていれば立ち上がってあいさつをします。
訪問時のマナーによって相手に好印象を持たれることは難しいのですが、逆に心象を悪くすることは簡単ですので、失敗をしないように気をつけるしかありません。

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