接待
営業といえば接待、という時代がかつてはありました。
しかし、バブル崩壊後の長期的な不況の影響で、企業の接待交際費は削減される傾向にあり、一切の接待を禁止する企業が出てくるようにもなりました。
また、企業経営者にアンケートをとったところ、半分以上の経営者が接待は止めるべきだと考えているという結果が出たほどです。
したがって、接待をすることがなくなっていくのが時代の流れかもしれませんが、すぐにまったく必要がなくなるということはないでしょうから、接待のマナーについても知っておく必要があります。
ことに、接待にはアルコールが絡むことがほとんどですので、酒席での失態だけは避けなければいけません。
マナー
営業の一環で接待をするわけですから、契約につなげたいという下心を持って臨むわけですが、接待の場で取引の話を出すことは普通は嫌われます。
あくまでも接待は接待と割り切って、お互いが仲良くなれればそれで目的を達成というくらいの心持で十分だということです。
ゴルフ
接待で広く行われているのは、飲食とゴルフです。
ゴルフの場合は、日ごろから練習をして、それなりの腕前を身につけておく必要があります。
手加減できるほどの腕前があるのが理想でしょうか。
酒席
飲食の場合は、大抵が酒席となりますので、そこでは接待する側の自分は飲むアルコール量を制限します。
そして、相手の話の聞き役に徹します。
適度に相槌を打ちながら、相手のグラスが空になったらすぐに新しいものを注文したり、グラスに注いであげます。
もっとも、相手を酔いつぶれさせてその隙にハンコを押すわけにも行きませんから、酒席はほどほどのところで切り上げます。
いずれにしても相手に気分よくしていただくのが目的ですから、接待をする営業マンとしては、普段の商談よりも余計に気を使うことになるでしょうか。