営業研修その11 ― 片付け

資料の山

机
営業マンとして営業をがんばっていれば、机の上が、プレゼン用の資料やマニュアル、顧客の情報などの資料で一杯になっていくものです。
机の上が一杯になった状態を放置していれば、いずれ資料であふれ出してしまって、必要な資料がすぐに見つからなくなってしまいますし、いつの間にか紛失していたりします。
日々の業務に追われて机を片付ける時間がないということがほとんどでしょう。
また、日中は外回りの営業で、ほとんど机に向かう時間がないから気にならない、という人もいるでしょう。

あとから参照できるように

しかし、なぜ机の上(に限らずカバンの中も同じですが)を片付けなければいけないのか。
それは、必要なときに必要な資料をすばやく取り出すことができるようにするためです。
必要になってから、あの資料はどこいったかな?と探し始めるようではいけません。
確かに机の上に置いたり引き出しの中に入れたりしたのかもしれませんが、必要になってから探し始めて半日経ってようやく見つかった、ということがいかに時間の浪費であるかを考えれば、どこに何があるかを常に把握できるように常日頃から身の回りを整頓しておきます。
資料を整理するときのポイントは、用途や目的ごとに分類することです。
たとえば、自社のカタログやプレゼン資料などを一つにまとめたり、顧客の資料を一つにまとめたりするだけで、あとから探す手間を減らすことができます。
最初のうちは大きく分類して、なれてきたり、それでは不自由を感じるようになってから、さらに細かい分類を行います。
最初から細かく分類しようとすると、分類の作業だけで一日が終わります。