営業研修その8 ― 同僚との関係

周りは敵だらけ

営業というのは要するに、お客様にモノを売る商売なのですから、常に意識にあるのは、いかにして自分を売り込んでお客様に信頼してもらえるかについてです。
しかし、営業マンとて会社に所属しているのですから、一日の外回りを終えて会社に戻れば、そこには同じ会社に所属する人間がいるわけです。
同じく営業を担当している同僚であれば、仲間でもあるわけですし、上司であれば常に部下の業績に目を光らせているわけですから、考えようによってはお客様よりも難敵であるわけです。
したがって、営業マンは、お客様だけでなく、職場の人間に対しても人間関係を築いていかなければいけないことになります。
人間関係

同僚との関係

職場の同僚との関係を良好なものに保つことができるなら、情報の共有など、いざというときの助け合いをすることができるかもしれません。
相手も人間ですから、仲良くしているのはこちらの案件を掠め取ろうという魂胆かもしれませんし、営業の担当エリアが違うから利害が衝突しないため、気安く付き合っている、という場合までありえます。
とはいえ、お互いに数字に追われる身ですから、助け合うに越したことはありません。
そのためには、常に節度を保った関係を築きます。
たとえば、日々のあいさつは、毎日顔を合わせるから面倒だとは思わずに、必ず行うようにします。
次第にあいさつだけの関係になっていきますが、こちらから適宜話しかける、などして信頼関係を培っていきましょう。